浜田駅前からくり時計台座デザイン

【石見神楽からくり時計台座デザイン】
2020年3月23日お披露目されました。
浜田発祥の八調子石見神楽を代表する3演目にて構成、大蛇、恵比須、塵輪それぞれの画像を、石見神楽のコンセプトと、表現する台座面とのバランスで適合する画像を選び出し、デザイン。該当神楽団体の肖像許可を得て、仕上がりました。

 

◎Client:浜田市観光協会様

【画像肖像協力団体】
◎石見神代神楽上府社中様、美川西神楽保存会様、周布青少年保存会様、西村神楽社中様

 

◎Photos

 

 

◎図案


正面でお出迎えするのに浜田としてふさわしい「恵比須」に。にこやかに鯛を持って、「魚の美味しい浜田へようこそ」という歓迎を表現しています。(画像:西村神楽社中
※石見神楽の筆耕は、アイ企画が「浜田石見神楽」にのみ仕様する筆跡。


交番側左側面には、石見神楽の代表演目「大蛇」を。背景を白ベースにしているため、赤い大蛇を配置し、背景で鋭い表情のスサノオが迎え撃ちます。(大蛇:周布青少年保存会 スサノオ:美川西神楽保存会)

※大蛇は複合団体での配置となりましたが、赤い大蛇を配置するにあたって、赤い大蛇を大将とする周布の大蛇、真正面で撮影した画像の中で最も型が決まった美川のスサノオを、赤と紺の配色バランスも考慮し、組み合わさせました。

ホテルルートイン側から見えるのは、石見神楽の鬼舞いの代表作「塵輪」。浜田八調子神楽に最もふさわしい演目をチョイス。この神楽時計のサウンドも八調子鬼囃子、最も“音源”にマッチングするビジュアルで表現しました。(画像:石見神代神楽上府社中)

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※日本遺産のプレートは、担当樽谷がステンレスプレートを想定して全体のバランスに合うようにデザインしたもの。この部分のみ予算上カットされた点、残念でした。市と施工業者の中にあっての共同作業、このようなこともあります。提案方法を考え、次回案件に活かします。